Posted at 08/04/20 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
ブラジルの世界遺産の街、オリンダでガイドに「翌日待ってるからね!」と言われた翌日です。「待ってるからね!」と言ったのは、もちろん前回の「世界遺産の街の、とあるボッタクリ・システム?」を読んでいただいたならお分かりでしょうが、可憐な女性などではなく、ごっつい男です。
その男は僕を10時に待っているということでした。でも、彼は英語をあんまり話せないし、僕も彼の母国語のポルトガル語をほとんど理解できない。前日酒を飲みつつサッカーの話(ロナウジーニョは凄い!程度の内容)をする程度なら、僕もなんとか彼のことばを理解できたけど、難しい歴史の話などになったら役に立ちません。
やっぱり、この日は彼に会わないようにするのがベストの選択ですよね!?
オリンダの朝。この街での取材は慌ただしく、この日の14時台に次の街へ移動すべく飛行機の出発時間が待っています。オリンダでの取材を終えて宿に戻るころにはチェックアウト時間が過ぎているので、取材に出る前に荷物をまとめてチェックアウトです。
オリンダ旧市街の広場に着くと、この日はまず黄色い服ではない私服の、失礼ながら裕福そうではないガイドが声をかけてきたので無視。前日に見つけていた観光案内所へ入る。9時過ぎぐらいになっていました。観光案内所は英語がまあまあ通じた。地図をもらうと、地図の裏には英語での案内が書かれていたので、ガイドの必要はやはりあまり感じなかった。
もらった地図を見つつ、まずはホテル取材から済ませてしまおうと進みます。遠くに例の黄色い服を着たガイドの集団が見えました。すぐに視線をそらしますが、横目で1人がこちらに寄ってくるのが見えます。やがて近づいてきて話し掛けてきました。ポルトガル語はわからない、と言って去ろうとすると、英語で話してきます。まっとうな英語でした。昨日の彼とは大違い。「1分だけで言いから聞いてください」、というので立ち止まって聞くことに。「ガイドアソシエーションの公式ガイドです」、と昨晩の彼同様にIDを見せてきます。アソシエーションは、以前この町にたくさんいたストリートチルドレンを助けるために発足したもので、我々ガイドのガイド料の半分がアソシエーションにいきます。そうして、子供たちはガイドやら英語、カポエラなどの技術を習得し、稼げるようになるのです、と言った。
なるほど。そういうことなら、そのことについての情報取材もできるし、彼の英語レベルならガイドとして雇ってもいいなと思い直します。ただ、昨晩の彼と出会ってから、宿でこの街についての投稿情報を見返してみると、ガイドのボッタクリがあるのでお金の交渉はしっかりと、という情報もあったのを思い出しました。
わかったけどガイド料は結局いくら払うことになるのだ、と聞いてみると、ガイド料とはドネーション(寄付)ですから、ガイド内容が良ければたくさん払ってくれればいいし、納得いかなければ1レアル(ブラジルの通貨。当時で約40円)でもいいです、と言った。意気込みはわかったけど、平均的にいくらなんだい、と聞いてみると、多くは40レアル(約1600円)ぐらいですね、とのこと。
なんとなく信用できそうだと思えたので、僕が取材として来ているのだということを説明します。観光地の話を聞くだけではなくてホテルを見たりレストランを見たりもしたい、と告げます。わかった、と。では、道順としてはそちらは反対側なので、こっちへ行きましょう、とガイドは始まった。
いくつかの観光物件を見た後、高台から「未舗装の道がスラムなんだ」、とガイドは言います。そこの子供たちに教育の機会を与えているのがこの組織なんだ、と言われ実際にその教育が行われている現場に連れて行かれました。
その場所は50㎡程度の大きさのプレハブ小屋でした。入口には子供たちが作ったというバッグなどが展示されていました。奥に行くと子供たちが勉強しています。若い女の教師が数学(算数?)を教えていました。ガイドいわく、僕らがツアーをして稼いだお金でこの子達の教育費を稼いでいるんだ、と。
その後は、街の観光地、おみやげショップやホテルなどを巡ります。ガイドだけに行く先々顔が知られているわけですが、「ここのおみやげ屋はほかよりも値段が高い」とか、「ここで売っているものは、後で行くマーケットでもっと安くで売っている」など、観光客の立場で物事を言ってくれて、信頼できる感じの人に思えました。
さらにいくつかの教会を見て、ガイドが「このホテルは紹介すべきだ」というところを見て、この街のカーニバル(日本ではカーニバルはリオ・デ・ジャネイロのものだけが有名ですが、ブラジル各地で行われています)で最も盛り上がる地点という交差点にさしかかった時でした。
なんと、昨日出会ったガイドがこちらに向かって歩いて来たではないですか。彼は僕に気づくと、僕に指を差しつつ近づいてきます。
次回に続きます。
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